賃貸で暮らしていた方が亡くなり、退去の期限が迫っているときは、①契約書と期限の確認 → ②管理会社・大家さんへの連絡 → ③貴重品と書類の確保 → ④残す物の仕分け → ⑤片づけの手配 → ⑥部屋の明け渡しと解約、の順に進めます。最初にやるのは片づけではなく、「いつまでに、何をすればよいか」の確認です。
入居していた方が亡くなっても、賃貸の契約は自動では終わりません。借りる権利と室内の家財は相続人に引き継がれます(国土交通省「残置物の処理等に関する契約の活用手引き」)。一般に、解約が済むまでは家賃がかかるので、期限の確認を後回しにしないことが大切です。残り期間ごとの優先順位を、大阪府寝屋川市で遺品整理と買取をしている「まるっと片づけ隊」がまとめました。
まず確かめること|契約書と管理会社への連絡
片づけの日程は、期限が分かって初めて決まります。賃貸借契約書を探し、次の点を確かめましょう。
| 確かめること | 見るところ・聞く先 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 解約の予告期間 | 契約書の「解約」の項目 | 「1か月前までに通知」のように決まっていることが多く、家賃がいつまでかかるかに関わります |
| 部屋を明け渡す期限 | 管理会社・大家さん | 言われている期限が、解約日なのか、次の入居者の都合なのかを確かめます |
| 家賃の支払い | 管理会社・保証会社 | 引き落としの口座が使えなくなると未払いになることがあります |
| 保証人・保証会社 | 契約書 | 連絡が必要か、先に確かめます |
| 備え付けの設備 | 契約書の付帯設備の項目 | エアコンや照明などは大家さんの物のことがあります。片づける前に確かめます |
連絡するときは、亡くなったこと、相続人として誰が窓口になるか、片づけにどのくらいかかりそうかを伝えます。期限に間に合いそうにないときは、早めに事情を話して相談しましょう。延ばせるかどうかは契約や物件の事情しだいですが、期限の直前より、早めの相談のほうが話を進めやすくなります。
公営住宅やURの賃貸住宅は、手続きや期限の決まりが民間と違うことがあります。それぞれの窓口にご確認ください。
相続放棄を考えている人がいるときは、先に専門家へ
借金が心配などの理由で相続放棄を考えている人がいる場合は、片づけに手を付ける前に、弁護士・司法書士にご相談ください。相続財産を処分すると、相続を承認したものとみなされることがあります(民法921条)。賃貸の解約や部屋の明け渡しも、どこまでしてよいか判断が分かれることです。
まるっと片づけ隊でも、相続放棄を考えている方には、方針が決まるまで処分も買取もいたしません。
詳しくは相続放棄を考えているときの遺品整理をご覧ください。
期限までの残り期間で、優先することを決める
すべてを丁寧に進められないときは、残り期間に合わせて順番を決めます。やり直しがきかない「貴重品と書類の確保」は、どの場合も最優先です。
| 残り期間 | 優先すること |
|---|---|
| 1か月以上 | 家族で話し合い、書類を探し、数回に分けて自分たちで仕分ける。片づけを頼むなら見積もりを取って比べる |
| 2〜3週間 | 貴重品・書類・残す物を先に分ける。残りをどこまで自分たちでやるか決め、片づけの相談をすぐ始める |
| 1週間前後 | まず管理会社に事情を話して期限を確かめる。貴重品と書類だけは必ず確保し、片づけの相談を急ぐ |
家族が集まれる日が限られているときは、その日を「残す物を決める日」にすると、短い時間でも進みます。迷う物は無理に決めず、箱にまとめて持ち帰り、あとで考えても構いません。
業者に片づけを頼む場合、日程は業者の空き状況や物の量で変わります。期限が分かった時点で、その日付を伝えて相談するのが確実です。
退去の期限が決まっている片づけのご相談は、LINEかお電話で承ります。期限と間取りをお知らせください。現地で無料でお見積もりします。
見積もり無料大阪・片づけの前に探す物と、残す物の分け方
賃貸の場合は、ふだんの遺品整理で探す物に加えて、部屋に関わる書類と鍵も確保します。
- 賃貸借契約書、敷金の預かりがわかる書類、保証会社の書類
- 部屋の鍵(受け取ったときの本数をそろえて返します)
- 遺言書・エンディングノート
- 預金通帳・印鑑・現金・貴金属
- 生命保険などの証券、年金や健康保険の書類
- 公共料金・携帯電話の請求書(解約に使います)
- スマートフォン・パソコン
封のしてある遺言書は、その場で開けないでください。封印のある遺言書は、家庭裁判所で相続人などの立ち会いのもと開封することになっています。
4つに分けると、短い時間でも進みます
| 分け方 | 主な物 |
|---|---|
| 残す | 重要書類・写真・手紙・家族が受け継ぐ品 |
| 査定へ | 骨董品・古い切手・お酒・時計・工具など「値段がつくかもしれない物」 |
| 譲る | 形見分けの品、まだ使える日用品 |
| 手放す | 上のどれにも当てはまらない物 |
形見分けは、親族で話が済んでから進めます。進め方は形見分けはいつ・どう進める?にまとめました。
片づけで気をつけたいこと
捨てる前に、値段がつくかを確かめる
急いでいると、まとめて捨ててしまいがちです。ただ、古い物に値段がつくことは意外とあります。まるっと片づけ隊では、買取歴14年の代表・大杉 和哉が現場で一点ずつ査定します。買取額は作業料金から差し引きます(古物商許可に基づく買取・大阪府公安委員会 第622270155749号)。値段がつきやすい物は遺品整理で値段がつく物・つきにくい物をご覧ください。
値段がつかない物の出し方
値段がつかない物は、市町村のルールに沿って出します。粗大ごみの出し方や予約の取り方は市町村ごとに違い、すぐに予約が取れないこともあるので、早めに市の案内を確認しましょう。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみとしては出せません。出し方は市の案内や、購入した店にご確認ください。
仏壇がある場合
仏壇がある場合は、魂抜き(閉眼供養)の僧侶を手配できます。宗派の指定ができ、供養の費用は作業料金に含まれ、供養証明書でご報告します。なお、仏壇だけのご依頼は難しく、遺品整理とあわせてお受けしています。
部屋の明け渡しと、解約の手続き
- 管理会社・大家さんと、明け渡しの日と部屋の確認に立ち会う人を決める
- 電気・水道は片づけが終わるまで止めず、終わってから解約する
- 郵便物を確認する(契約先を知る手がかりになります)
- 部屋の確認を受け、鍵を返す
- 敷金の精算と、未払いの家賃がないかを確かめる
退去時の修理や清掃の費用をどちらが負担するかは、契約の内容によって変わります。契約書を手元に置いて管理会社に確認し、請求があれば内訳を見せてもらいましょう。
相続に関わるお金のやり取りは、後の話し合いに影響することがあります。迷うときは、支払う前に専門家へご確認ください。まるっと片づけ隊は弁護士・司法書士と連携しています。片づけのご相談の中でお伝えください。
まるっと片づけ隊の料金と、ご相談の流れ
| 間取り | 遺品整理の料金(税込) |
|---|---|
| 1K・1DK | 28,000円〜 |
| 1LDK・2DK | 58,000円〜 |
| 2LDK・3DK | 85,000円〜 |
| 3LDK・4DK | 125,000円〜 |
| 4LDK以上 | 150,000円〜 |
実際の金額は物の量や作業の内容で変わり、値段のつく物があれば買取額を作業料金から差し引きます。LINEかお電話でご相談いただければ、現地で無料でお見積もりします。ご相談のときに、明け渡しの期限と間取りをお知らせください。お支払いは、現金やカードなど、さまざまな方法からお選びいただけます。
遠方にお住まいで立ち会えない方も、立ち会いなしでご依頼いただけます。お見積もりも立ち会いなしで構いません。鍵は郵送でもお預かりでき、作業の様子は写真でご報告します。貴重品や残す物は、ご指示のとおりに仕分けます。詳しくは遺品整理のページをご覧ください。
まとめ
賃貸の退去期限が迫っているときは、片づけより先に契約書と期限を確かめ、管理会社へ連絡します。残り期間が短くても、貴重品と書類の確保だけは最優先です。相続放棄を考えている人がいれば、手を付ける前に専門家へご相談ください。遺品の片づけと買取は、まるっと片づけ隊にご相談ください。
よくあるご質問
Q. 退去の期限まで時間がありません。間に合いますか?
A. 物の量や日程によるので、お約束はできません。まず明け渡しの期限と間取りをLINEかお電話でお知らせください。あわせて、管理会社にも早めに事情をお伝えいただくと安心です。
Q. 賃貸の解約は誰がするのですか?
A. 一般には、契約を引き継いだ相続人が行います。必要な書類は管理会社や大家さんにご確認ください。相続放棄を考えている場合は、解約の前に弁護士・司法書士にご相談ください。
Q. 見積もりだけお願いして、断ってもいいですか?
A. はい。お見積もりの金額にご納得いただけなければ、そこで終了で構いません。無理にご契約を勧めることはありません。
Q. 遠方に住んでいて、部屋まで行けません。
A. 立ち会いなしでご依頼いただけます。鍵は郵送でもお預かりでき、作業の様子は写真でご報告します。部屋の確認や鍵の返却は、管理会社とのやり取りが必要になるので、先に管理会社にもご相談ください。
