実家じまいは、①家族の話し合い → ②貴重品・重要書類の確保 → ③仕分け → ④片づけ → ⑤家の行き先(売る・貸す・解体・残す)を決める → ⑥各種手続き、の順に進めるのが基本です。いちばん大切なのは最初の話し合いで、「家をどうするか」の方向と期限が決まると、片づける範囲も日程も決まります。
親が施設に入った、亡くなった、空き家のままになっている――きっかけによって家の名義や使える制度が変わります。ステップごとのやることと注意点を、大阪府寝屋川市で遺品整理と買取をしている「まるっと片づけ隊」がまとめました。
実家じまいの全体の流れ(6ステップ早見表)
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 家族で話し合う | 家の方向・期限・費用の負担・窓口役を決める |
| 2 | 貴重品・重要書類を確保する | 片づけの前に、家族の手で探す |
| 3 | 仕分けする | 残す・査定へ・譲る・手放すに分ける |
| 4 | 片づける | 自分たちでやる所と、プロに任せる所を分ける |
| 5 | 家の行き先を決める | 売る・貸す・解体する・当面残す |
| 6 | 各種手続きをする | 公共料金・保険・登記・税金など |
家の行き先(5)は、方向だけでもステップ1で仮に決めておくと、どこまで片づけるかが決まります。
きっかけ別に、最初に確認したいこと
| きっかけ | 最初に確認したいこと |
|---|---|
| 親が施設に入った(ご存命) | 家は親の財産。売る・貸すには親本人の意思が前提です |
| 親が亡くなった | 家や家財は相続財産。相続放棄を考える人がいないかを先に確認します |
| 空き家のまま年月がたっている | 建物の状態と管理を確認。管理が不十分だと市町村から指導を受けることがあります |
ステップ1・2 家族の話し合いと、貴重品・書類の確保
ステップ1 家族で決めておくこと
もめごとはモノより「聞いていない」から起こりがちです。作業の前に次の点を共有しましょう。
- 家をどうするか(売る・貸す・解体する・当面残す)
- いつまでに終えたいか(売却や解体の予定日など)
- 費用を誰がどう負担するか
- 形見や思い出の品の希望
- 業者や役所とやり取りする窓口役
親がご存命なら、親本人にも加わってもらうのが理想です。
ステップ2 片づけの前に探す物
- 遺言書・エンディングノート
- 預金通帳・印鑑・現金・貴金属
- 不動産の権利証(登記識別情報)・固定資産税の通知書
- 生命保険・火災保険などの証券、年金や健康保険の書類
- ローンや未払いがわかる書類
- 公共料金・携帯電話の請求書(解約に使います)
- 家・車・金庫の鍵、スマートフォンやパソコン
封のしてある遺言書は、その場で開けないでください。封印のある遺言書は、家庭裁判所で相続人などの立ち会いのもと開封することになっています。
相続放棄を考えている人がいる場合は、片づけに手を付ける前に弁護士・司法書士にご相談ください。相続財産を処分すると、相続を承認したものとみなされることがあります(民法921条)。
実家の片づけのご相談は、LINEかお電話で承ります。現地で無料でお見積もりし、買い取れる品はその場で査定します。
見積もり無料大阪・ステップ3・4 仕分けと片づけ
| 分け方 | 主な物 |
|---|---|
| 残す | 重要書類・写真・手紙・家族が受け継ぐ品 |
| 査定へ | 骨董品・古い切手・お酒・時計・工具など「値段が付くかもしれない物」 |
| 譲る | 形見分けの品、まだ使える日用品 |
| 手放す | 上のどれにも当てはまらない物 |
迷った物は無理に決めず「あとで決める」場所にまとめ、先へ進むのがこつです。1日1部屋でも構いません。
捨てる前に、値段が付くかを確かめる
「古いから」と思っている物に値段が付くことは意外とあります。まるっと片づけ隊の買取実例でも、切手のアルバム、サビた南部鉄器、何十年も前の未開封のお酒、記念品の時計などが買取になりました。
まるっと片づけ隊では、買取歴14年の代表・大杉 和哉が現場で一点ずつ査定します。買取額は作業料金から差し引きます(古物商許可に基づく買取・大阪府公安委員会 第622270155749号)。査定だけでも、その場で決めなくても大丈夫です。詳しくは買取のページをご覧ください。
仏壇と、ごみの出し方
仏壇がある場合は、魂抜き(閉眼供養)の僧侶を手配できます。宗派の指定ができ、供養の費用は作業料金に含まれ、供養証明書でご報告します。なお、仏壇だけのご依頼は難しく、実家の片づけ・遺品整理とあわせてお受けしています。
値段が付かない物は、市町村のルールに沿って出します。粗大ごみの出し方は市町村ごとに違うので、市の案内を確認しましょう。
ステップ5 家の行き先を決める(売る・貸す・解体・残す)
| 行き先 | 向いているケース | 主な相談先 |
|---|---|---|
| 売る | 住む予定がなく、維持の手間を減らしたい | 不動産会社 |
| 貸す | 将来戻る可能性がある | 不動産会社・管理会社 |
| 解体する | 建物が古く、土地として売る・使う | 解体業者・市の空き家窓口 |
| 当面残す | まだ方針が決まらない | 換気・通水などの管理を続ける |
売却や解体の予定日が決まったら、そこから逆算して片づけの日程を組みます。
親が施設に入った場合は、名義は親のまま
親がご存命なら家の持ち主は親で、売る・貸すには親本人の意思が前提です。成年後見制度を使っている場合、後見人が本人の住まいを売る・貸す・取り壊すには家庭裁判所の許可が必要で、許可のない処分は無効になります。施設に入る前に住んでいた家もこれに含まれます。
空き家のまま放置したときのリスク
国土交通省によると、「管理不全空家」や「特定空家」として市町村の指導を受けても改善せず勧告を受けると、固定資産税などが軽くなる住宅用地特例が受けられなくなります。
税金の特例や、市の補助金も確認を
相続した実家を売る場合、要件を満たすと譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります(昭和56年5月31日以前に建てられた家で、相続の開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売る、など)。税務署や税理士にご確認ください。
解体には、市町村の補助金が使えることもあります。たとえば寝屋川市には、市内の業者に発注した、1年以上空き家になっている木造住宅の除却工事に、工事費の5分の4と50万円のいずれか少ない額を補助する制度があります(令和8年度の申請は令和9年2月26日まで・予算を超えた時点で終了する場合あり)。条件は工事の前に市の窓口でご確認ください。
なお、まるっと片づけ隊がお手伝いするのは家の中の片づけと買取です。
ステップ6 実家じまいで必要になる主な手続き
- 電気・ガス・水道・電話の解約や名義変更(電気と水道は片づけが終わるまで止めないのがおすすめ)
- 郵便物の確認と転送(契約先を知る手がかりになります)
- 火災保険(空き家になることを保険会社に伝え、契約内容を確認)
- 固定資産税を誰が納めるか
- 相続登記(親が亡くなって家を相続した場合)
相続登記は令和6年4月1日から義務になりました。不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に登記が必要で、正当な理由なくしないと10万円以下の過料の対象になることがあります。それより前に相続した不動産でも、登記していなければ対象です(法務省)。
まるっと片づけ隊は弁護士・司法書士と連携しています。相続のことが気になる場合も、片づけのご相談の中でお伝えください。
実家じまいの費用の内訳と、まるっと片づけ隊の料金
実家じまいの費用は、①家の中の片づけ ②家の行き先にかかる費用(解体工事・売却の手数料など) ③手続きの費用(登記や専門家への依頼など)の3つに分かれます。まるっと片づけ隊でお手伝いできるのは①です。
| 間取り | 遺品整理の料金(税込) |
|---|---|
| 1K・1DK | 28,000円〜 |
| 1LDK・2DK | 58,000円〜 |
| 2LDK・3DK | 85,000円〜 |
| 3LDK・4DK | 125,000円〜 |
| 4LDK以上 | 150,000円〜 |
実際の金額は物の量や作業の内容で変わり、値段の付く物があれば買取額を作業料金から差し引きます。LINEかお電話でご相談いただければ、現地で無料でお見積もりします。詳しくは遺品整理のページをご覧ください。
まとめ
実家じまいは「家族の話し合い → 貴重品・重要書類の確保 → 仕分け → 片づけ → 家の行き先を決める → 各種手続き」の順に進めます。最初に家の方向と期限を決めておくと、その後が迷わず進みます。家の中の片づけと買取は、まるっと片づけ隊にご相談ください。
よくあるご質問
Q. 実家じまいは、何から始めればいいですか?
A. まず家族で、家をどうするか・いつまでに終えるか・費用の負担・窓口役を話し合います。次に、片づけの前に通帳・印鑑・権利証・保険の証券などを確保しましょう。
Q. 親が施設に入っただけで、まだ元気です。実家じまいを進めてもいいですか?
A. 進められますが、家も家財も親の財産なので、親本人の意思を確認しながら進めてください。残したい物は本人にしか分からないので、できれば一緒に仕分けるのがおすすめです。
Q. 家の売却や解体も、まとめて頼めますか?
A. まるっと片づけ隊がお手伝いするのは、家の中の片づけ(遺品整理)と買取です。売却・賃貸は不動産会社、解体は解体業者にご相談ください。売却や解体の予定日が決まっていれば、それに間に合うよう片づけの日程を一緒に考えます。
